IBM WASのMigration Toolkit for Application Binariesを使ってみた

IBM WASに乗せるWEBアプリのマイグレーション診断をしてくれる「Migration Toolkit for Application Binaries」を使ってみましたので、その記録です。

ツール使用の経緯

過去に携わった案件で、IBMのWAS(WebSphere Application Server)V7.0で稼働中のWEBアプリを、WAS V9.0にマイグレーションする開発を行いました。マイグレーション要件は以下のとおりです。

稼働中システムマイグレ後システム
JavaIBM Java 6IBM Java 8
WAS7.0.09.0.0

ツールの特徴

ツールの特徴は以下のとおりです。

(1)アプリケーションのEAR/WARファイルを分析し、使用されているAPIや機能を調査するツール

(2)アプリケーションがWAS V9 Liberty/traditionalやBluemix上のLiberty for Javaで実行することができるか分析します

(3)移⾏計画段階の簡易調査ツールとして利⽤できます

WebSphere Application Server V9.0へのマイグレーションガイド – WAS traditional編 –

Eclipseプラグイン「IBM WAS Migration Toolkit」もありますが、今回は使用しませんでしたのでまたの機会に使用したいと思います。

ツールのダウンロード・インストール

ここにアクセスしてツールをダウンロードした後、ツールを格納したフォルダで以下のコマンドを実行します。

java -jar binaryAppScannerInstaller.jar

使用方法・使用例

java -jar binaryAppScanner.jar C:\Users\Public\Documents\target\hoge.ear --analyze --sourceAppServer=was70 --targetAppServer=was90 --sourceJava=ibm6 --targetJava=ibm8

診断結果

診断結果はHTMLで出力されます。

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